・松原市の自民党議員があからさまな口利き行為を働く
・本人は「問題ない」と開きなおり、処分もなし
・議員の名前は伏せられているが、ヤジが得意な二世議員?
という感じです。
記事では誰がこんなことをしたのか詳しく書かれていませんが、過去の選挙公報でチェックしたところ、2011年当時「40代の男性市議会議員=自民=」だったのは…
画像左から、池内秀仁(ひでひと)議員か、橋本邦寿(くにひさ)議員、紀田崇(たかし)議員のいずれかですね。
いろいろ調べた結果、PTA会長の経験があって教育委員会とも関係が深く、議会でのヤジ…もとい不規則発言が目立つ、二世議員の池内議員である可能性が非常に高いです。まあ、他の2人にしても何かと問題のある人物ではあるのですが…。
また、この件に関しては元松原市職員さんのブログをあわせて読んでいただくと理解が深まるかと思います。
→ 市議会議員ってどんな仕事? - 僕のほそ道~のん日記~
たとえ他意はないにしても、無思慮な言動をする議員が多すぎる。
僕が若い頃はもっとひどく、議員が控え室に業者を連れてきて、市の担当者を呼びつけることなどは日常茶飯事だった。
最近は「議員の口利き」がうるさく言われるようになったので、昔に比べるとそれほどでもなくなったみたいだけど、それでも口利きこそが自分の最大の仕事………と信じ込んでいる議員は、まだ沢山いる。
松原市では2014年夏に市議会議員選挙が予定されていますが、どうなりますかねえ…。
松原市議が「口利き」 業者紹介された市教委職員、学校に電話
(産経新聞:2012年5月15日)
大阪府松原市の40代の男性市議会議員=自民=が昨年11月、議員控室で知人の装飾品業者を同席させて市教委の職員2人と面会した後、この職員らが市内の小中学校に対して業者が訪問することを伝える電話をかけていたことが15日、関係者への取材で分かった。職員らは公務中に職場の電話から連絡していたといい、有識者らは「典型的な議員による口利き行為」と指摘している。
市議は産経新聞の取材に業者の同席を認めたうえで、職員に電話を依頼したことは否定。「不適切な点はなかった」と主張している。
関係者によると、市議は昨年11月中旬、市教委の部長級職員ら2人に議員控室へ来るよう連絡。職員らが訪れると、同市内の装飾品業者が同席していた。市議は「小中学校の卒業式などで子供が胸につけるリボンはどうやって用意するのか。この業者が各学校を回ってもいいか」などと質問。職員は「各学校で独自に用意する。業者が学校を回るのは問題ない」と答えたうえで、「各学校に電話を入れましょうか」と応じたという。
業者は持参した商品を取り出して見せたが、職員は「購入するかどうかは各学校の判断」と説明。その後、職員らは自分の部署に戻り、公務用の電話で市立中15校、市立小7校、市立幼稚園9園の校園長らに電話をかけ、この業者が訪問することを伝えた。
業者は後日、複数の小中学校や幼稚園を回ったものの、実際にリボンが購入されたケースはなかった。市立小中学校などでは通常、下級生がリボンを手作りすることが多いという。
市議と面会した部長級職員は「(電話は)市議から頼まれたわけではない。各学校が混乱するといけないので連絡したが、後から考えると配慮が足りなかった」などと弁解。別の職員は「こうした経緯で電話するのは抵抗があった。不適切な行為だった」と話した。
◆「事実だが問題ない」
市議の話「市教委職員に業者を紹介したのは事実だが、問題ないと考えている。地元業者を育成する観点から、業者について知ってもらいたかった。業者が学校を回っていいかという質問はしていない。業者とは親同士が知り合いの幼なじみだ」
■「立場を利用した圧力」 弁護士ら指摘
一連の経緯について、大阪市のコンプライアンス委員長を務めた経験のある辻公雄弁護士は「まだこんなことをやっていたのか、と思う。議員による口利きの露骨なケース。言葉に出したかどうか別として、議員の立場を利用した圧力としか思えない」と指摘。「議員控室で業者を同席させて市職員を呼び出すということ自体が不適切。特定の民間業者の利益につながる行為であればなおさら問題だ」と話す。
また、全国市民オンブズマン連絡会議で事務局長を務める新海聡弁護士も「こうした行為は議員にとっても市職員にとっても良くないこと。対策として、違法かどうかを問わず議員からの要望などをすべて記録して公開する仕組みが必要だ」としている。
*強調は筆者
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