2014年8月23日土曜日

公明党議員のおかしな政務調査費を暴く!

検索などで辿りついた方は、先にこの記事を読んでおいていただけると有難いです。

松原市議会議員の政務調査費は問題だらけ!

さて、平成25年3月までに131,595円もの政務調査費をこっそり返還していた公明党の議員さんたち、そのおかしな使い道と、いまだに返還されていない不適切な支出について書いていきます。



*証拠となる書類については、後日まとめてスキャンして掲載いたします

まず最初に、一番インパクトのある自主返還を紹介しておきましょう。
「会派視察」「会派会議」というお題目で日帰り温泉旅行に行っていたという事例です。

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「不死王閣」というのは大阪・池田市にある温泉旅館で、たしかに会議室の貸し出しもやってはいます。が、ホームページの料金表を確認してみると、この領収書にあるように「25,000円 但308会議室料」というのはありえません。この部屋は半日で1万円、1日で2万円という料金設定ですからね。

貸切 露天風呂付客室のある温泉旅館|大阪・池田 伏尾温泉 不死王閣 - 会議・研修

旅費請求書によると、この日は箕面→池田と視察めぐりをしているはずなので、会議室料の半日分10,000円+飲食代15,000円=25,000円というのが妥当なセンではないでしょうか。

また、この温泉旅行に関しては突っ込みどころがもうひとつあって、会派の経理責任者である若林良信(よしのぶ)議員が旅費を(日当まで上乗せして!)二重請求してるんですよね。

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こんな不正受給をしておきながら、無言で返還してもお咎めは一切なし…どうも納得がいきません。



つづいて、平成24年8月から1年間議長を務めていた堀川静子議員が行なった自主返還です。
順に書いていきますと、ホテルの駐車場代600円、タクシー代が4件で合計6,800円、USBメモリ代が5,930円、パソコン代が80,560円
いずれも監査の対象ではありませんでしたが、なにかやましいところがあったから返還したと考えるのが自然でしょう。

というのも、監査で指摘した「タイトルが不明で、同一書店で定期的に支払われた書籍代181,460円」については、タイトルのリストを公開し、分割で支払ったものだと説明していますからね。

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まあ、こんな領収書みせられたら怪しまれて当然だと思いますけど。



こちらが不適切だと指摘したところ、驚きの監査結果が出た事例として「3月30日にコーナンで購入された事務用品21,720円」というものがあります。



問題点はふたつありまして、まずは「年度末にお金があまったから(そのまま返還するともったいないので)帳尻合わせにあれこれ買ったんじゃないか」という疑惑があります。というのも、同じ日に地図5冊66,150円を買ったりもしてるんですよね。
こういったケースでは、他市でも「年度内の政務調査活動に寄与したとは認めがたい」という理由で返還が命じられたこともあるんですが、今回の監査では問題ないとされてしまいました…。

もうひとつは、「何を買ったのか、内訳が不明である」ということ。
これは自民党もよく使っている手なんですが、「多種多様な商品がそろっているホームセンターで」「内訳が明示されたレシートでも有効な書類であるにも関らず」「内訳が不明な手書きの領収書をあえて発行させる」のはちょっと問題があるんじゃないかと思うんです。
今回の事例では、21,720円の内訳が書かれたリスト( →pdf)が提出され、「政務調査に要する事務用品と確認できた」との監査結果が出たですが、その中身を確認すると…

「エマールRグリーンツメカエ」「アクロンツメカエ」「コバエガホイホイ」「テピカジェル」「ウルトラハンガー」…って、どこが政務調査に要する事務用品やねん!

公明党議員の感覚のおかしさと、監査委員の目の節穴っぷりがよく分かる事例ではないでしょうか。



「感覚がおかしい」という点で続けて書いていきますと、固定費がやたらと多くて「それ、ほんとに必要なの?」と首をかしげてしまうのが公明党会派のお金の使い方の特徴です。

例えば、5人中4人の議員がセルラー版iPadの利用料(の2分の1)を政務調査費から支出していて、これだけでも年間10万円以上かかってるんですよね。
特に河内徹(とおる)議員の場合、iPad(年間28,373円)に加えて「ノートパソコンリース代」として年間41,580円を支出、さらに50,000円のパソコンまで購入しているというぜいたくっぷり
これはさすがにひどいと監査で訴えましたが、「自宅」「議員控え室」「移動中」でそれぞれ使っているから問題なし、とされてしまいました…。

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他にも、会派全体で複合機を4台もリースしていて、こちらも合計するとけっこうな額になっています。これまで見てきた不適切な支出をふまえると、「ひょっとして、政党活動や創価学会員としての活動に流用してるんじゃないだろうか…」という疑問が頭をよぎったりするんですが、どうなんでしょうかねえ。



改めて確認しておきますが、政務調査費は元をたどれば税金であり、余ったら返還すればいいだけの話なんですよね。
決して「使い切らないともったいない」という種類のお金ではありませんし、市が厳しい財政状況にあることを知っている議員であればなおさら、1円たりともムダにできないことは当然分っているはずです。

「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」というのが公明党の立党精神だそうですが、これらの政務調査費の使い方を見ているかぎり、大衆の感覚とはかなり乖離していると言わざるをえません

このあたり、支持者のみなさんはどう感じられるのか、ぜひとも聞いてみたいですね。

3 件のコメント :

  1.  岸和田市政をメインにチェックしているたかひら正明と申します。

     ご指摘ごもっともですが、今回の選挙でも現職で落選は一人、新人との入れ替えもほとんどなかったと言ってよいでしょう。

     その新人も、「俺もその仲間に入れてくれ、但し、別の子育て政策などは独自性に見せるために言う」といった考えだったのかどうか知りませんが、このブログのようにチェックして議会を変えようとの姿勢は見られませんでした。

     あと4年間、無関心を続けるか、1年後にリコールをかけるか。

     リコールしても、代わりをどうするか?

     市民派議員が一人でも入れば、必ず変わるんですが・・・

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  2. コメントありがとうございます。

    選挙の結果は当落だけ見ると予想通りでしたが、次回までに少しずつでも影響力を高められるよう、継続していきたいと思っています。党派色がうすまり、具体的な政策で争われるような選挙が理想ですけど、松原ではなかなか…。

    「見つめる岸和田」さんの活動も大いに参考にさせていただきますね。

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  3. 某宗教団体の地元幹部だった者です。
    前述の若林議員はその団体の金庫番でした。
    選挙終わりには、飲食費で随分政務調査費から
    捻出していたのではないかと思います。

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